2008年12月8日月曜日

HIV根絶と意識

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HIV感染、数年内根絶も ノーベル賞のモンタニエ氏
(産経ニュース/MSN 2008.12.8 12:03)

 エイズウイルス(HIV)の発見で今年のノーベル医学生理学賞を受賞する世界エイズ研究予防財団のモンタニエ理事長(76)は6日、ストックホルムで記者会見し、ワクチンの開発により、HIV感染を数年以内に根絶することは「不可能ではないと思う」と述べた。ロイター通信が伝えた。
 モンタニエ氏は「生きている間に、エイズ根絶は無理としても、少なくとも感染の根絶は見届けたい。それは可能だろうと思う」と話した。
 同氏は長年エイズ治療ワクチンの開発に取り組んでおり、会見では4、5年以内に治療ワクチンを開発することを望んでいると述べた。(共同)


HIV新規感染者が過去最多 感染・患者累計、初めて1万5000人超す
(産経ニュース/MSN 2008.11.19 18:38)

 厚生労働省のエイズ動向委員会は19日、今年7月~9月に新たに報告された国内のエイズウイルス(HIV)感染者数は294人で、4半期ベースで過去最多を更新したと発表した。今期で、昭和60年の報告開始以降、初めて感染者・患者数が1万5000人(薬害患者除く)を突破した。 新規のエイズ患者数は119人で、過去2番目に多かった。
 委員長の岩本愛吉東大医科学研究所教授は感染者の過去最多について、「男性の同性間性的接触で感染が局在的に広がっていることが影響しているのでは」と述べた上で「患者数は頭打ち傾向になっているが、エイズ発症前に病院で検査を受けてほしい」と話した。 感染者は過去最多だった報告より17人多い294人。そのうち、男性は282人(96%)と大半を占める。感染経路別では同性間性的接触が211人と最多で、ほとんどが男性だった。次いで異性間性的接触が54人となった。年齢別では30代が116人と最も多く、20代が83人と続いたが、40代以上の増加が目立った。
 エイズ患者119人のうち、男性は104人で約9割を占め、感染経路別では同性間性的接触が44人と最も多かった。
 一方、調査報告開始以降のHIV感染者とエイズ患者数の合計は1万5037人となった。


大阪のHIV感染、最多200人超 「潜在」はさらに…  (1/3ページ)
(産経ニュース/MSN 2008.11.29 14:16)

 国内のエイズウイルス(HIV)感染者・患者数が累計1万5000人を突破する中、大阪府内で今年、新たに判明した感染者・患者数が212人と過去最多を記録したことが29日、府立公衆衛生研究所のまとめで分かった。200人を突破したのも初めてで、数字には表れない「潜在感染者」も拡大しているとみられる。半年以内に感染した初期感染者も約1割おり、12月1日の「世界エイズデー」を前に、専門家は「氷山の一角。感染は確実に広がっている」と危機感を募らせている。

 ■5年で倍増
 国内の感染者・患者数は、調査を始めた昭和60年以降、年々増加。今年9月までの累計で1万5037人に上っているが、感染の判明自体を恐れて検査を避ける「潜在感染者」はさらに多いとみられる。HIV疫学と予防に詳しい京大医学部の木原正博教授(社会疫学)は3~4万人と推定。「感染者は4~5年で倍増しており、潜在感染者も同じペースで増加する可能性がある」と指摘している。
 感染原因は同性間の性的接触が42%を占める一方、異性間の接触でも35%に上り、特に若い世代に目立つという。
 府内でも感染者・患者数は増加の一途をたどっている。中でも、献血する際の2次感染予防検査で見つかるケースが他府県と比べて多く、その割合は、全国で今年新たに確認された86人のうちの約23%にあたる20人。HIV検査を目的に献血する「不適切利用」が多いのが原因とみられる。

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 ■検査は満員
 こうした状況に対処するため、府や大阪市は今年3月、大阪・ミナミに大阪検査相談・啓発・支援センター「chot CASTなんば」を開設。保健所などの従来の公的検査機関と異なり、検査時間を週2回の平日夜間や土日の午後に設定したことから、検査に訪れた人が増加した。この結果、感染者・患者数も増えた面もあるという。
 府立公衆衛生研究所ウイルス課の川畑拓也・主任研究員は「検査を受ける人が増えたのはセンター開設で利便性が高まったためだろう。しかし、まだまだ検査場所が少なく、十分な態勢とはいえない」と話す。
 特に簡易検査でその日のうちに結果が分かる日曜日は混雑。9月には定員の40人からあふれた100人を断ったケースもあったという。川畑研究員は「判明した感染者には、半年以内に感染した初期感染の人も1割弱はおり、確実に感染は広がっている」と危惧(きぐ)している。

 ■不治でない
 「判明している感染者は氷山の一角。このままでは大変なことになる」と警告するのは、在阪のFM局で放送される自身のラジオ番組やライブ活動などでHIV感染予防を訴えてきた人気DJの山本シュウさん(44)。

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 「感染してどうせ死ぬんだから、これからみんなにうつしてやる」。山本さんの番組などには、感染が判明してパニックになった10代の少女からこうした声も寄せられている。
 「不治の病」と恐れられてきたエイズは、副作用やコスト面などの課題は残っているものの、最近では治療法や発症を抑制する薬剤の研究も進んでいる。にもかかわらず、正しい情報が浸透していないこともあり、染みついた恐怖意識から検査自体を避け、潜在的な感染者・患者数を増やすという悪循環の図式に陥っているという。
 山本さんは「エイズ=(イコール)死ではなく、予防もできる。差別や偏見が根強いが、その前にもっとエイズについて知識を深めてほしい。そして、まさかと思っていても検査に行ってほしい」と話している。

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 HIVもウイルスの一種なので、天然痘のように向き合えば根絶できるとは思うけど、下二つの記事を読む限り、まだまだ先は遠いような。原発事故の時も思ったが。事故や感染という事実も恐ろしいが、本当に怖いのは、当事者自身により脅威が拡大することではないか?

 本当に何かが欠落している気がしてならない。単純に教育や学力の問題なのだろうか?

 エイズが取沙汰された時に、憶測や間違った情報もあったし、治療法も確立されていなくてすっかり暗黒だったのが、ずいぶん晴れ間が見えてきたというのに。

 これでいいのか?

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